霊山なるイメージとは裏腹に
洗練されたトレッキングコース・愛媛石鎚山

石鎚山

愛媛県(標高1982m) 2001.7.20
今回はマイカー登山に便利な土小屋から石鎚山に登ることにする。前日の7月19日夜8時に淡路島を出発。徳島自動車道を経由し、松山自動車道伊予西条ICから一般道へおりた。国道11号から国道194号へ入り高知方面へ南下する。最近出来た新寒風山トンネルを抜け高知県本川村役場をめざす。淡路島から新寒風山トンネルまでほぼ3時間の道のりであった。
 新寒風山トンネルをぬけてすぐに瓶ヶ森林道に入り石鎚山をめざすルートもあるが、この日は夜間であったし、息子を連れての登山だったので、林道の道路状況に不安があったので、林道は帰路に利用することにする。
 高知県本川村役場を右折し、つずら折れの細い道を「よさこい峠」分岐点まで向かう。この道がけっこう細く約1時間夜間に一人で運転するのはけっこうきつかった。時計は0時を30分ほど過ぎた頃、ようやく土小屋駐車場に到着し、朝まで車中で仮眠することにした。
 翌朝は午前7時すぎに土小屋駐車場(標高1492m)を出発。土小屋周辺は広い駐車場や整備されたトイレがあり登山準備には申し分ない。2軒のロッジの前を歩き始め、国民宿舎に向かう車道の手前で石鎚登山口にはいる。このあたりにはウラジロモミの純林が広がって美しい。
 二ノ鎖小屋までの約2時間の道程は、ブナ林や笹原を抜けるアップダウンの繰り返しで心地よい。コースはよく整備されている。足場の悪いところには木道が整備されている。トラバースを終え表参道に合流するとそこは二の鎖小屋だ。鎖場の迂回路はあるのだが、せっかく石鎚まできたのだからとクサリ場に挑戦。これが大きな誤算であった。約2時間の歩行の疲れと緊張感で、急勾配のクサリにしがみつくのはけっこうきつい。ただ息子はおもしろいおもしろいとクサリをドンドンすすんでいく。おまけに写真を撮ってくれと注文をつける余裕まである。やはり歳を感じてしまった。
 二ノ鎖ですっかり疲労してしまった私は、三ノ鎖も挑戦しようという息子をなんとかなだめて迂回路から山頂小屋のある弥山(みせん)標高1974mをめざした。
弥山頂上に到着したのは9時40分頃、3時間弱のコースであった。石鎚山の最高峰天狗岳(標高1982m)へはこの日は登山禁止となっていた。登山者の多くが、天狗岳に登るのを、楽しみにしていたようで、帰路の途中で何度も『天狗へは登れましたか?』と質問された。弥山からは西方に二ノ森や堂ガ森、天狗岳の左手には、瓶ガ森もきれいに見えた。30分ほど弥山からの景色を楽しんだ後、下山した。土小屋まで引き返すコースだが、無事頂上を踏んだ満足感からか足が軽い。約2時間で土小屋のロッジに到着した。
 帰りは、予定通り瓶ガ森林道を経由して新寒風山トンネルへ抜けた。この林道がすばらしかった。私が所有していた資料が古く、ダートな林道を覚悟していたが、ほとんどの路線が舗装され、伊吹山、瓶ガ森、伊予富士などの四国山岳パノラマを満喫することができた。