築72年の古民家再生記録


基礎の補強や補修 H16.3.11から
いよいよ今回の古民家再生にとって、かなり重要なプロセスとなる基礎補強の場面となりました。今回の補強方法では、柱と柱の間に、布基礎を作り、松の土台で受ける構造とします。既設の柱、既設の延べ石を残したまま補強する場合、必要十分な補修方法と思われます。
 解体の結果、心配したシロアリの被害や大きな木部の腐食もなく、当初の予定通りの補強方法がとれそうです。
関西ハウス工業より提示された基礎補強方法
床下敷き均し H16.3.11 砕石敷き均しの前に、既存床下のねば土の撤去・均しを行いました。この建物の地盤は湿気が多く、掘り返すと一部水がジワッと滲み出すような状態でした。
 そこで念のため、砕石内に暗渠用のパイプを敷設することになりました。

敷設された暗渠パイプ
砕石敷き均し H16.3.12から3.13
砕石(100mm厚)を投入し、敷き均しが行われました
防湿シート(ポリシート)敷き H16.3.15


 敷き均した砕石の上に、防湿のためポリシートが敷かれました。その上にワイヤーメッシュを組んでいます。この上に土間コンクリートを施工するわけですが、地面からの湿気をできるだけ遮断するのが目的だと思われます。古い建物の土間全体にポリシートとワイヤーメッシュが敷き詰められた光景はなかなか壮観でした。



ベタ基礎のコンクリート打ち作業 H16.3.16
もち網状のワイヤーメッシュにいよいよコンクリートが投入されます。ミキサー車とコンクリート圧送車が横付けされ手早く作業が行われました。仕上げには左官屋さんも入っておられるようでした。キッチンの床下収納が収められる場所は基礎部分をあらかじめ掘り下げています。
布基礎の型枠づくり H16.3.19
布基礎のコンクリート打ち作業 H16.3.24
布基礎天ばならし H16.3.26
土台の設置・スーパーカーボンコートの塗布 H16.3.31
布基礎の上に土台(米松120mm)が設置されました。土台はアンカーボルトで布基礎にしっかりと固定されます。
布基礎と土台の間にはルーフィングシート
コンクリートとの縁を切って湿気対策
土台にしかっりとスーパーカーボンコートを塗布
 そして今回は関西ハウス工業の原田啓行さんの提案により土台への調湿、防虫、脱臭、抗酸化効果を狙って東北カーボン株式会社のスーパーカーボンコートが塗布されました。最近は床下の調湿効果を狙って炭を応用した資材を投入しますが、柱に塗布することによって同じような効果を狙ったものと思われます。
大引の設置 H16.4.1
大引もまた土台と同じく120mm角の米松が使われました。もちろんスーパーカーボンコートが施されます。
鋼製束の設置 H16.4.2
大引を支える鋼製束が設置されました。レベル調整が可能なので床面の平面が容易に調整できます
レーザー墨出し器を使って鋼製束のレベル調整をしています
根太の設置 H16.4.1から
根太にもあらかじめスーパーカーボンコートが塗布されました。
根太は当初ピアノ設置にそなえて45mm角のものを15cm間隔で設置する計画でしたが断熱材の施工に問題があるということで、60mm角のものに変更され強度upを図ることになりました。
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