標高550mに広がる沼沢盆地
せせらぎ、鳥のさえずりを聞きながらゆっくり歩く...

徳島県・黒沢(くろぞう)湿原

黒沢湿原(標高550m) 2003.8.13
 2003年の夏。西日本屈指の湿原地帯と呼ばれる黒沢湿原(くろぞうしつげん)に行ってきましたのでご報告いたします。
「四国の尾瀬」と賞賛する人もいるこの地ですが、興味深い地形でしたのでkashmirで再現してみました。ご覧のように山上がポッカリと外れたようになり、盆地が形作られています。南北約2km、幅300mの盆地で中央部を沢が流れ、南端は急に切り落ちて谷になっています。沼地の水を集めた沢はここで滝となって流れ落ちます。桃源郷のようなこの地を作られた神様に感謝。感謝....
 黒沢高原は徳島県池田町漆川にある。徳島道井川池田ICを降りて池田市街に入る。池田市街を走っていると、JR阿波池田駅付近に「黒沢湿原」の道路標示がある。どうやら吉野川の川縁を南下する方法以外に池田から直接山間部に入る方法があるようだが、私達はガイドブック等によく紹介されているバス路線をたどることにした。漆川口バス停から山間部に入る。漆川にそって谷間を登っていく。上の画像で左手奥の谷間がそれだ。途中いくつかの集落をぬけ、山上に出ると、程なく黒沢湿原に到着する。井川池田ICより1時間足らずで到着するが山間部はかなり細い道になるので自動車の運転は慎重にお願いします。
 盆地状のエリアに入ると、すぐに休憩所やトイレ・駐車場が見えてくる。ここに車を止めて湿原を散策する。上の画像で山小屋マークがその地点。そこから南端の「たびの尻滝」まで林道を歩き、そこからまた元の山小屋まで反対側の岸を歩いた。湿原を中心に時計回りに歩いた。私達は朝9:00に到着。ゆっくりと歩いて1時間半。山歩きとしては物足りないが、珍しい湿原植物を楽しみながらさわやかな朝の散策を楽しめた。
さあ歩き出そう!! 沢音と小鳥のさえずりを聞きながら 随所に休憩所がある
 他にもたくさんの花々に出会いました。でも私には名前がわからないので写真だけにしときます(笑)
でもやはり忘れられないのはサギソウの可憐な花。サギが羽を広げて今にも飛び立ちそうなその姿。重なり合うように緑の草むらに守られてさいていました。

 1時間半の別天地の散策を楽しんだ後、大歩危・小歩危の吉野川に下りました。帰りのルートは冒頭の画像で、手前左手に黒沢湿原左手に谷が切り込んでいますが、その谷を下り出合という村に下りました。やはり細い道ですので、対向車に注意してゆっくりと下って行きます。出合からは大歩危・小歩危へも祖谷渓にも出ることができます。

 もとは農地だったと聞く黒沢湿原。地元の方々が丁寧にお手入れしていて下さっていて気持ちよく歩くことができました。四国には三嶺をはじめまだまだすばらしい自然が残っています。このすばらしい景観を後の世代のためにもしっかりと残してもらいたいと思います。