![]()
坪庭を基点にぐるりトレッキング
北八ヶ岳の神秘の池をめぐる
|
||||
![]() |
今回もまたマイカーを利用したお手軽トレッキングコースを紹介しよう。家内と息子と3人で、北八ヶ岳に点在する池を巡って歩いた。コースはピラタス横岳ロープウェイ→坪庭→北横岳ヒュッテ(七つ池)→横岳頂上(南峰・北峰)→亀甲池→双子池(双子池ヒュッテ)→林道→雨池峠→縞枯山荘→坪庭→ピラタス横岳ロープウェイである。 |
今回のコースを一日で回るためには、ロープウェイにできるだけ早く乗らなければならない。ワゴンをぶっ飛ばし、朝7時過ぎには、山麓駅に到着し、登山準備をすませた。おかげで8時の始発に乗ることができた。この日は天気も上々で八ヶ岳の主峰から、南アルプスや諏訪湖の平野部まで見渡すことができた。坪庭の景勝路を歩き始める。途中で左に折れ、北横岳への登山道へと入っていく。しだいに高度が上がっていくと坪庭から縞枯山の景観が美しく広がる。 |
1時間弱で北横岳ヒュッテに到着。しばし休憩する。ヒュッテから5分ほど下った林の中に七つ池がある。昨今の水不足で、池も干上がってしまったのか、最初の池には水がない。でもそこであきらめずにもう少し足を伸ばすと静かに水をたたえた池があった。最初に出会った池をはなれ、北横岳への登山を開始する。北横岳ヒュッテから南峰頂上までは、急な登山道だが、それほどの距離はない。一気に喘ぎながら南峰の頂上に到着。ここまでは装備の無い観光客も気軽に訪れている。南峰頂上からは蓼科山や八ヶ岳主峰が見渡せる。南峰と北峰は目と鼻の先だ。10分ほど歩けば北峰に到着。 |
|
さて今回のトレッキングでの難所は、この北横岳頂上から亀甲池へのルートにあった。ガイドブックにもこのコースに注意を促す記述があったが、これほどとは思わなかった。頂上から亀甲池がある谷底までどんどん高度を下げていくのだが、暗い林間を不安定なゴツゴツした石に足を乗せながら下っていく。その間に疲労がすすみコースタイムが伸びていく。なんと亀甲池に到着するのに2時間半ほどをついやした。歩けど歩けど亀甲池の水面は見えず、おまけに到着してみるとここも池は干上がってしまい、亀甲池の神秘的な姿は見れなかった。 思わぬロスタイムで、果たして夕方までにもとのロープウェイの駅に帰れるのかという不安が脳裏をかすめる。湖畔での食事も早々と切り上げ、次の双子池へと向かう。亀甲池から双子池へのルートも林間の暗い岩道だ。歩く人も少なくますます不安になっていく。しかし40分ほど歩くと急に明るい池が見えてきた。ここが双子池だ。それまでの不安が一気にふきとんだ。キャンパーも見える。ヒュッテも見える。池のほとりを走り回る子供たちもいる。 |
![]() |
![]() |
さあ。後は林道をひたすら雨池峠の登り口まで急ごう。双子池ヒュッテの左手を上がり林道にはいった。緩やかな登りがつづく林道で、暗い林間を延々と歩いてきた身体は、少しずつのびやかさを取り戻していくのがわかる。 午後2時45分。ようやく林道の雨池峠分岐点に到着。ここから雨池峠までは、最後のきつい登りだ。まるでロッククライミングのように岩を両手でささえ登っていく。雨池峠に近づくにつれて山は明るさをましていく。縞枯山の奇妙な縞模様が今回のトレッキングコースの終点に近いことを教えてくれる。峠を越えた頃には持ち歩いた水をすべて飲み干してしまった。ちょうどよいところに縞枯山荘があった。なんとか歩き終えた満足感を味わいながら荷物を降ろし、山荘で休憩した。 縞枯山荘からロープウェイ山頂駅までは、10分ほど。気持ちのよい木道を歩くだけだ。 |
![]() |
|
山頂駅に到着したのが15:30 山頂駅を出発したのが、8:30 7時間歩き続けたことになる。家族3人でのトレッキングとしては、かなりハードなものとなった。 もし同じコースをたどられる方は、以下の点に注意してください。朝のロープウェイは始発の8:00をめざすこと。遅れた場合は池めぐりはあきらめ、北横岳の往復に切り替えること。それから私たちの場合晴天でも、横岳から亀甲池への下りはきつかったので、悪天候の場合、このルートは危険度を増すのではないかということ... ロープウェイを利用したまるまる一日トレッキング。体力に自信のあるかたはどうぞ。 |
![]() |
![]() |
![]() |